2013年2月3日日曜日

3) 母子密着が、いちばん大変。社会とつながろう。

子どもの面倒だけでも大変なのに、ほかの仕事を増やすなんて考えられない、
一人目の子どもをもつお母さんは、特にそう思いがちなようですが、
それは、本当でしょうか。
ぺんぺんぐさでも、はじめは時々そんな心配事が聞かれましたが、実際当番仕事にはすぐに 慣れて、
ぺんぺんぐさを始めて、毎日が楽しくなった!」という声が増えました。
 「自分の気持ちを口で言うのは得意ではない・・・」とはじめは自信なさそうだったお母さんたちが、
今は胸をはってとびきりの笑顔で言っています。
「住みにくくて、引っ越しをずっと考えていたけれど、引っ越さなくてよかった」と、
この間2人が打ち明けてくれて、保育者として仲間として本当に嬉しい言葉でした。

子どもとの時間が中心の毎日は、近所の付き合いの少ないこの時代、
「母子密着」を引き起 こしかねません。
母と子だけの時間が続くと、お母さんだけが頼りなので、抱っこをせがんだり、
遊び相手を要求することが増えてきます。 刺激が少なすぎるので、子どもがもてあまして、
泣いたりぐずったり、わがままを要求することも増えてきます。
お母さんはますます自分の時間がなくなり、思うようにいかないわが子に、イライラが募ります。
お母さんもいつも目の前にいるわが子が気になって、小さな問題にも見逃せなくなりがちです。
お母さんのイライラが子どもに伝わり、子どもはますます不安定になりがちです。

そんな悪循環は、子どもの成長にいいわけありません。
少しの仕事は、お母さんの気分転換になります。
生活に張り合いが生まれると、 不思議なことに、今までダラダラやっていた家事などが、はかどります。
役割をもつと「社会とつながっている」「社会に役立っている」という安心感も生まれます。
誰かとつながっていれば、子どもとの上手な過ごし方のコツも教えてもらったりします。

ひとりで子育てしないで。
育児だけにすべてをそそがないで。
安心感が、一番子どもにいい影響を与えるのですよ。
そして、育児が不思議と楽しくなるのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿